お客様より釣ったお魚のお刺身をいただきました。
オニカサゴ、キツネダイ、キントキダイ、ハタの4種盛です。
オニキンメとキツネダイは湯引きしてあります。
ハタはむっちりコリコリ、キントキダイはねっとり柔らか、キツネダイは美味しい白身で炙ると香ばしく、オニカサゴはぷりぷりでした。
個人的にはキントキダイが1番かな~、いやオニカサゴかな~、やっぱりハタかな~、キツネダイではないかな…。決められない!
#オニカサゴ
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系スズキ目カサゴ亜目フサカサゴ科オニカサゴ属
生息地:
海水魚。水深5〜171メートル。
伊豆諸島、千葉県外房〜九州南岸までの太平洋沿岸、秋田県〜九州北岸の日本海沿岸、大阪湾、少ないが沖縄。
味わい:
旬は夏から秋
棘に気をつけて料理して欲しい。
鱗は細かく、鱗引きよりもワイヤーブラシなどの方が取りやすい。
骨はやや硬く、皮はしっかりしている。
透明感のある白身。
あらから非常にいいだしが出る。
食べ方・料理法・作り方:
汁(みそ汁、鍋)、煮つけ、刺身
釣り情報:
陸からの投げ釣りなどにかかってくる。小魚を生き餌にしてもくる。
#キツネダイ
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区棘鰭上目スズキ系ベラ亜目ベラ科タキベラ属
生息域:
富山湾から長崎県の日本海沿岸、宇治群島、小笠原諸島、伊豆諸島、千葉県館山湾〜高知県の太平洋沿岸、屋久島、琉球列島。
味わい:
旬は春から夏。周年を通して味がよく、寒い時期のものも味はいい。
鱗は非常に薄く大きく取りやすい。皮はしっかりしている。
透明感のある微かに薄紅色をした白身で、熱を通してもあまり縮まない。骨やあらなどからいいだしが出る。
食べ方・料理法・作り方:
ソテー(ポワレ)、揚げる(フライ、天ぷら)、汁(潮汁、みそ汁、鍋)、刺身(皮霜造り)、煮る(煮つけ)、煮つけ、焼く(塩焼き)
釣り情報:
相模湾などではアジ釣りやマダイ釣りにくる。
#キントキダイ
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系スズキ亜目キントキダイ科キントキダイ属
生息域:
海水魚。水深29〜3373m。
相模湾〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、佐渡島〜九州西岸の日本海・東シナ海。
味わい:
旬は秋から春。
鱗は小さく取りにくい。皮は薄くもろい。骨はあまり硬くはない。
透明感のある白身で血合いが赤く弱い。
熱を通しても縮まず軟らかい。
食べ方・料理法・作り方:焼く、煮つけ、刺身
釣り情報:
防波堤などから浮き釣りなどに来る。夜釣り、エサはオキアミ。
#ハタ
顎口上綱硬骨魚綱条鰭亜綱新鰭区刺鰭上目スズキ系スズキ目スズキ亜目ハタ科ハタ亜科ハタ族マハタ属
生息域:
海水魚。岩礁域。水深4-300mだが比較的浅場に多い。
北海道〜九州南岸の日本海・東シナ海、仙台湾〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海、屋久島、石垣島北部、東シナ海大陸棚縁辺〜斜面域、伊豆大島、小笠原諸島。
味わい:
旬は春から夏。味の落ちない魚で年間を通してうまい。また養殖ものも同様。
透明感のある白身で締まっていて硬い。
薄造りなどにしてうまいのは、このため。
また粗(あら)などからうまいだしが出るので、汁物にも向いている。
焼く、煮るなどもうまい。
食べ方・料理法・作り方:汁(鍋、みそ汁)、煮る(まーす煮、煮つけ)、ソテ(ポワレ、ムニエル)、唐揚げ
釣り情報:相模湾など関東近海ではあまり釣れる魚ではない。これは本種の資源が非常に悪い状態にあるためらしい。駿河湾御前崎沖になるとサバ切り身やイカの短冊などでつれることがある。また外房などでは生き餌を使う釣りものでは、ときたまかかるうれしい外道のひとつ。
【ぼうずこんにゃく市場魚貝類図鑑サイトから引用】